Before Building家づくりの前に

Point 4家の性能は数値で判断する

住宅の性能を考える際に、必ず確認してもらいたい項目が3つあります。

1つ目は「耐震等級」。建築基準法によって定められており、震度7を想定した地震に対する建物の強度を示す指標です。
1〜3段階あり、震度7の地震が起きた際に等級1だと家は傾き、等級2は1.25倍、等級3は1.5倍の強度を示します。

2つ目は「断熱性能」。家の内部と外部の熱移動が少ないほど断熱性能が高く室内環境が快適だといえます。
Q値やUA値で表し、Q値2.0(W/㎡K)以下、UA値は0.5(W/㎡K)以下だと高断熱住宅だと言えます。

3つ目が「気密性能」です。住宅の無駄な隙間を測るもので、どんなに断熱性能を高めても気密性能が低ければその欠損(隙間)から熱損失するので、断熱よりもまず先に注意しなければいけない重要な項目です。
指数はC値で表し、0.5(㎠/㎡)以下だと高気密住宅と言え1.0(㎠/㎡)以上あれば欠陥住宅です。
断熱性能を高められないどころか、欠損(隙間)から結露を起こし、建物がどんどん腐り始める恐れがあるので要注意です。

これらの3つの項目に注意して、しっかりと住宅性能を見極めれば、地震に強く、一年中快適でヒートショック現象が起こりにくく、腐敗やカビなどが発生しない健康的な住まいを手に入れることが出来ます。

住宅会社によっては、性能値をホームページに掲載しているところもあるので、参考にしてみてください。
また、これらの性能値に関して、訪問した住宅会社の担当者に質問してみましょう。
答えられない会社は、あなたの大切な家づくりを依頼すべき会社ではないということです。

ムダな隙間だらけの家は、10年もたたずに腐りだす!

自己防衛する知識を持って、だまされない家づくりをしてください。